デパス等の抗不安薬の断薬時に離脱症状なんてものが起こる可能性があるなんて全く知らなかった。
精神的に依存している自覚はあったけどまさか肉体的に依存しているとは微塵も思ってなかった。

一昨年の夏、ふとダイエット感覚でデパスの断薬を決意。
そして即実行。

驚いた・・・。
断薬後12時間を過ぎた頃から全身の強ばり、発汗、脳内で何かが光る感覚が・・・。

さすがにこのまま継続する事は危険と判断して断薬中止。
漸減による減薬に方針変更。

すぐさまデパス1mgを再服用するが何かが違う。
多幸感や安堵感が得られない。
初めてネットで断薬関係のブログを調べる。

ベンゾジアゼピンの恐ろしさを訴えるブログが多数。
私自身の過去の服用年数と既に経験した離脱症状から不安感が高まる。

そしてあらためて減薬を開始するも2週間で断薬という早すぎるペースが災いして当然のごとく失敗。
この時点で既にデパスに対する恐怖心は最高潮に達していたと思う。

なんて恐ろしい薬に依存してしまったのか・・・。
それも18年間もの長期間。

妻に「俺、やばいかも知れない。薬、やめられない。」と告白。
本当に有り難いことに妻は理解を示してくれた。
「これから一緒に慎重に減薬、断薬していこう。」と言ってくれた。
涙がこぼれた。

しかしこの時点で既に私の離脱症状は最悪の方向に進んでいた。

気付いたら食欲が全くなくなっていた。

2012年夏の終わりの出来事。
つらい出来事の始まり。