さよならデパス(断薬成功)

抗不安薬デパス依存18年からの断薬成功記録。

2014年12月

2014年の終わり

もうすぐ2014年が終わる。
昔から私はこの年末の雰囲気がどうも嫌いだ。
せわしなく何かに追い立てられるような感覚に襲われる。
何かが終わる時の独特な寂しさも襲ってくる。

でも今年の師走は少し違う。

もうすぐ2014年が終わる。
暖冬との予報が外れたのか例年よりも寒い日が続く年末だ。
けれども私の心は例年よりも温かい。
時がゆったりと流れていくような感覚にまどろんでいられる。
何かが始まる前のような独特な高揚感さえも感じられる。

離脱症状で苦しかった過去2年の大晦日が嘘のようだ。
布団の中でもがきながらスマホで離脱ブログを読んでいた
過去2年の大晦日が嘘のようだ。


心から思う。

よかった。
本当によかった・・・。

これからの人生、また何があるか分からないけれど、
もっと辛いことがあるかもしれないけれど、
今はただただゆったりと・・。



来年、もう少しだけブログ続けます。

離脱症状を振り返る~得体の知れない不安感~

もともと私は少し気が弱い性格だ。
そして何事に対しても慎重な性格でもある。

だから仕事はもちろんの事、プライベートな事に対しても常々「不安感」を抱いて生活していた。
あらゆる事に対して「うまくいかなかったらどうしよう」という感情を抱きながら生活していた。

でもそれらの「不安感」は全て理由があるもの。
他人から見ればどうって事は無いかも知れないが私自身にとってはそれなりの問題なのだ。
自分自身でも納得できる不安である。
自分自身でコントロールできる不安である。

ところがデパスやメイラックスなどによる抗不安作用に慣らされた脳が減薬で誤作動をした。
襲ってきたのは「得体の知れない不安感」。
とにかく理由もなく強烈な不安感に襲われた。

目に入るもの、耳に入るもの全てが恐ろしい。
起きているのがつらいけれど睡眠もままならない。

私が妻に言ったことを思い出す。

「あかんわ。生きている事そのものが不安や。怖くて仕方が無い。」

妻が小さな子供を諭すように私に語りかける。

「だいじょうぶ。。何も心配しなくていいよ。だから耐えて。」

ただただ頷くしかなかった。

毎日、不安を取り除く方法をネットで検索して試してみたりしたけれど全く効果はなかった。
当然である。
理由もなく不安なのだから・・・。
脳が誤作動しているのだから・・・。

脳を休めるしかない。
それが私の出した結論だった。

何もせずにじっと待つ。
脳が回復するのをじっとじっと待つ。

脳細胞は再生すると自分に言い聞かせた。

そして今。
私には得体の知れない不安感は全くない。
当然、いくつかの不安はある。
でもそれは理由のある不安感。
生きていれば当然の不安感。

だから現在、断薬・減薬による離脱症状で苦しんでいる方々へ
不安感という離脱症状で苦しんでいる方々へ

大丈夫です。
その不安感は絶対になくなります。

こんな私が抜け出せたのだから大丈夫です。
脳の回復力を信じて下さい。

2014年12月19日 願いを込めて。
カテゴリー