離脱症状の中で酷い鬱状態に陥った事は少し書いたかと思う。正直なところ私が経験したのは本当の鬱病なのかは分からないが壮絶な経験だった事は確かだ。
だからあの時感じた事、今振り返って思う事、そしてある種の確信をいつかこのブログに書きたいと思っていた。けれども断薬ブログには適さないかもとの思いもあり控えていたんだけれど…丁度コメント欄で相談を受けたのでこの場を借りて少しだけ書こうと思う。

鬱は心の病ではなくて脳の機能低下だと私は考える。過度なストレスにさらされた脳がオーバーヒートして誤作動を繰り返し機能低下。
そして最終的に自身のストレスで自分自身が壊される事を防ぐ為の安全装置が働いた状態が鬱の典型的な症状なのだと今の私は理解している。そう、家の電源ブレーカーが働いたようなもの。
つまり鬱になった状態は脳が保護された状態。
安全装置であるブレーカーが働いたのだから決して脳は壊れてはいない。

そしてブレーカーを元に戻すスイッチ、つまり鬱からの回復に必要な『きっかけ』は人それぞれ。
スイッチさえ見つけられば脳は元の状態に戻る。そのスイッチは日々の生活の中に埋もれているスイッチの方が良い。
特別なスイッチを探す必要はない。
ありきたりのスイッチの方が良い。
ありきたりのスイッチには副作用が無いから。
ありきたりのスイッチならばいつでも再び手に入れられるから。
ありきたりのスイッチなら年老いても押せるから。

鬱は完治する。
寛解ではない。
完治する。
そう信じてる。

これが今の私が思うこと。